よく温度制御に使われる調節器とよばれるもの
PID制御(←ウィキペディアにリンクしてます)
を使い、産業設備にはよくつかわれるもの。
PIDの考え方は温度だけに限定されているわけではないので、
調節器も使い方次第で色々使えます。
今回はこのPID機能を使い、流体の流量を制御。
流量センサーから現在の流量を取り込み、
ポンプの動きに強弱をつけ、一定の流量を保ちます。
通常は最初に出した調節器を取りつけ
設定を流量向けにあわせて使います。
今回は、クリーンルームでの作業。
クリーンルーム内で穴開け加工ができないので
コントローラーをつけることを断念しました。
正確には、制御盤を取り外し、
クリーンルーム外に持ち出してしまえば出来るのですが、
それにかかる費用に見合わないと考え
PLCによるPID制御を提案させてもらいました。
(画像は一部加工しています。)
タッチパネル、PLCは現状のまま出来ましたので、
配線変更、ソフト変更のみで
流量制御を行っています。
調節器と比べた時のデメリットと言えば
オートチューニングが出来ないことですね。
最近の調節器はほぼ必ずオートチューニング機能が付いています。
一度オートチューニングの機能を動かせば、
自動で設定値を算出してくれます。
PLCで制御した場合、この機能がないので
PIDは設定する人の勘と経験に頼らざる負えなくなります。
今回この点に関しては、担当者様の経験により算出してもらいました。
ほとんど一発で設定値決めておられました。
いやー、正直見ていて驚きました。
担当者様の経験に助けられた感はありますが、
スムーズに流量が自動制御されるようになりました。
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2013年06月12日
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