2013年06月12日

こんな方法もあります。

よく温度制御に使われる調節器とよばれるもの

C15.jpg

PID制御(←ウィキペディアにリンクしてます)
を使い、産業設備にはよくつかわれるもの。


PIDの考え方は温度だけに限定されているわけではないので、
調節器も使い方次第で色々使えます。


今回はこのPID機能を使い、流体の流量を制御。


流量センサーから現在の流量を取り込み、
ポンプの動きに強弱をつけ、一定の流量を保ちます。



通常は最初に出した調節器を取りつけ
設定を流量向けにあわせて使います。


今回は、クリーンルームでの作業。
クリーンルーム内で穴開け加工ができないので
コントローラーをつけることを断念しました。

正確には、制御盤を取り外し、
クリーンルーム外に持ち出してしまえば出来るのですが、
それにかかる費用に見合わないと考え
PLCによるPID制御を提案させてもらいました。


ベースblog.jpg
(画像は一部加工しています。)

タッチパネル、PLCは現状のまま出来ましたので、
配線変更、ソフト変更のみで
流量制御を行っています。


調節器と比べた時のデメリットと言えば
オートチューニングが出来ないことですね。

最近の調節器はほぼ必ずオートチューニング機能が付いています。
一度オートチューニングの機能を動かせば、
自動で設定値を算出してくれます。


PLCで制御した場合、この機能がないので
PIDは設定する人の勘と経験に頼らざる負えなくなります。


今回この点に関しては、担当者様の経験により算出してもらいました。

ほとんど一発で設定値決めておられました。

いやー、正直見ていて驚きました。


担当者様の経験に助けられた感はありますが、
スムーズに流量が自動制御されるようになりました。



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posted by かとお at 16:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 私のお仕事です!!
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